元クックパッド技術部長の井原正博氏がサイキンソーの技術顧問に就任

2017年 10月 5日

株式会社サイキンソー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:沢井 悠)は、技術顧問として元クックパッド技術部長の井原正博氏を迎えたことをお知らせします。

これにより、テクノロジー×サイエンスを実社会に還元するための開発体制と技術基盤の強化を一層加速させ、腸内フローラのように多様性が高くバランスの取れた組織文化を構築していきます。

左から、CSO 竹田、技術顧問 井原氏、CEO 沢井、CCO 小河原

井原正博氏プロフィール

株式会社ビットジャーニー 代表取締役
Yahoo!Japanで開発部長などを歴任したのち、2010年1月よりクックパッド株式会社の技術部長、人事部長として技術力の向上とエンジニア組織の強化に従事。新規事業の立ち上げを担った後、独立。
2015年1月、株式会社ビットジャーニーを設立し、チーム内情報共有ツール「Kibela」をリリース。RubyKaigi 2017ではゴールドスポンサーとして協賛。

 

井原氏のコメント

私自身が超長距離ランナーであり、何が自分の身体を構成しているのか以前より興味を持っていました。コンディションとの密接な関係が近年の研究で明らかになっている腸内細菌叢を扱う「マイキンソー」は自分ごととして捉えられ、その点で、『つくりたいものではなく必要とされるものをつくる』というプロダクト開発の鉄則を実現できると考えています。

サイキンソーは今、技術的に革新を起こしやすいフェーズにあると捉えています。やればやるだけ進化が見え、より高いレベルの技術力でより高いレベルの課題解決をできるようになる状態です。

簡単である・迷ったらやらない・必要とされるものをつくる。
この3つを大切に、私に知見や能力があるとすればそれを100%出し切りみんなに使ってもらうことで、サイキンソーの技術力向上をサポートします。

 

就任の背景と今後の活動

サイキンソーの開発チームは現在5名(社内3名、社外2名)で、ほとんどのメンバーが今年参画したメンバーです。
このタイミングで井原 正博氏を技術顧問に迎えたのは2つの理由があります。

1.テクノロジー × サイエンスを追求

「エビデンスを正しく評価し、実社会に還元する」

これがサイキンソーのコア・バリューです。

小さな可能性から大きな価値を生み出すべく、ソフトウェア開発メンバーと研究開発メンバーがチームとなり、前例のない開発に日夜努力を重ねています。

プロダクト開発のスピードと質を追求し続けるためには、UX / 開発スピード / セキュリティをトレードオフにすることなく、開発体制と技術基盤を強化する必要があります。
また、クラウド上で堅牢なデータ管理システムを構築し、ビックデータを安全かつ高速処理するためには、高度な技術と深い知識を求められます。

井原正博氏は過去から現在まで一貫してプロダクトのコアテクノロジー開発をリードし技術的チャレンジを繰り返してきた、業界屈指の実力者です。
その技術的な経験からサイキンソーの挑戦をサポートいただきたいと考えています。

 

2.組織の多様性を有効に使い、最大の価値を生む

今年の6月にシステムをメジャーアップデート(Mykinso 2.0)しました。
これは新たなスタートであり、この先には数多くのプロジェクトと越えるべき山が待ち構えています。
そのために専門性の高いソフトウェアエンジニア達が個の力を集結させ、ボトムアップで組織文化を構築することが鍵になることは自明です。

実は、組織文化の概念は私たちが研究している「腸内フローラ」と多くの共通点があります。(長くなるので、詳しい説明はここでは割愛します)

腸内フローラの生態系のバランスは産まれてから3歳くらいまでに(とくに大きく)変化し定着していきます。なので、良いバランスを目指すためには、初期の活動(腸活など)が非常に重要です。
サイキンソーの開発チームはまさに産まれたばかりの初期。組織文化づくりにおいては重要なタイミングと認識しています。

そこで、これまでに多くの組織文化の構築に貢献してきた井原さんに参画いただくことにしました。


エンジニアの皆様へ

研究開発型ベンチャーという事もあり、学術的なバックグラウンドを持ったメンバーと関わる事が多い環境です。
アカデミックな分野に興味があり、国内最大規模の腸内フローラのデータを活用したプロダクトに関わりたい方はとても楽しめると思います。
微生物のアマゾン「腸内フローラ」をハックするメンバーの参画を熱望しています。

採用または情報交換はこちらからお問い合わせください。