282人の腸内フローラを研究して生まれた新しい腸内フローラ検査「マイキンソー Hana」 受付開始

2022年 12月 7日

サイキンソーは、SOMPOヘルスサポート株式会社と、腸内フローラと花粉症の関連性について共同研究を実施し、腸内フローラを起点とする新しい花粉症セルフケアについて検証しました。
その研究結果をもとに開発した「マイキンソー Hana」は、腸内フローラの菌構成から 5 つのタイプに分類し、タイプに合った生活・食事習慣のアドバイスを提供することで行動変容を促す新しい腸内フローラ検査です。
本日から法人や団体・会員向けに受付を開始しました。サービス提供開始時期は 23 年 1 月を予定しています。

詳細は下記をご覧ください。

プレスリリース:
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PRTIMES

1.サービス開発の背景

(1)社会環境

企業が健康経営を推進していくなかで、労働生産性への影響度を評価する指標としてのプレゼンティーイズムへの対応が重要視されています。病気による経済損失の内、何らかの疾患や症状を抱えながら出勤し、何らかの体調不良があるまま働いている「プレゼンティーイズムに影響している状態」が6割を占めており、それによる企業の年間損失額は従業員 1 名あたり約 56 万円にものぼると言われています。また、企業には従業員の心身の健康状態を総合的に把握し対策を実行することや、従業員が自律的にセルフケアに取り組むための支援が求められています。

(2)共同研究をもとにしたサービス開発

腸内フローラ検査で実績のあるサイキンソーと企業・保険者等へのヘルスケア支援の実績が豊富にあるSOMPOヘルスサポートは、プレゼンティーイズムに影響するアレルギー等の疾患を腸内環境で和らげられないかという観点で共同研究を行いました。
特にアレルギー疾患の代表例である花粉症に注目し、花粉症患者に特徴的な腸内フローラを探索して症状軽減に向けた生活習慣を見出せれば、人々の健康増進、花粉症の予防・診療に貢献できるのではないかと考えました。そこで、SOMPOグループの従業員 282 名を対象に腸内フローラ検査を実施し、花粉症の重症度のスコア化と生活習慣に関するアンケート内容から花粉症症状に寄与する生活習慣パターンを発見しました。
この共同研究の結果をもとにして、このたび従業員の健康サポートに役立てる新しい腸内フローラ検査サービス 「マイキンソー Hana」を開発いたしました。

2.「マイキンソー Hana」について

(1)サービス概要

自宅で採取した便を返信用封筒で郵送するだけで、ご自分の腸内フローラタイプやビフィズス菌、酪酸産生菌などの有用菌の保有割合がわかります。検体の郵送から検査結果公開まではおよそ 4 週間程度。検査結果や生活習慣アドバイスは全てオンラインで閲覧でき、複数回受検するとこれまでの推移も一目でわかります。

(2)サービスのポイント

ポイント 1 :共同研究から生まれたタイプ判定で自分に合った食材や生活習慣がわかる

サイキンソーとSOMPOヘルスサポートの共同研究をもとに区分された腸内フローラタイプに応じて、最適な食材や生活習慣を提案します。

ポイント 2 :腸内細菌の多様性とビフィズス菌・酪酸産生菌の保有割合がわかる

良好な腸内環境の指標となる腸内細菌の多様性、有用菌の代表格であるビフィズス菌・酪酸産生菌の保有割合がわかります。

ポイント 3 :自宅で便を採取するだけ、リモートワーク環境下にも適した検査手法

便を採取し、検査キットに同梱されている返信用封筒で郵送後、約 4 週間程度で検査結果をお出しします。
検査結果はWEB(マイページ)上に掲載いたします。
自宅で簡単に受けられるため、リモートワーク環境下や全国展開している法人様でもスムーズに導入いただけます。

(3)料金

・定価8,800円(税込)
※被検者様のご負担は法人のお客様の補助額によって変動します。

(4)販売スケジュール

・受付開始:12 月 7 日 
・サービス提供開始:23 年 1 月

(5)活用事例

企業においては、「プレゼンティーイズムに影響している状態に気づきを促す」健康経営の推進施策、各種団体においては会員向けのサービス向上策、医療保険者においては医療費削減施策などにご活用いただくことを想定しております。

本サービスに関するお問い合わせ先

株式会社サイキンソー 事業開発室
電話:03-5309-2522 メールアドレス:bizdev@cykinso.co.jp